やってはいけない衣服の収納・保管方法とは?【絶対NG!】
突然ですが、皆さんは衣服の正しいお手入れや保管ができていますか?
しまっていた衣服を取り出す際、
「型崩れしていた」
「虫食いがあった」
「黄ばみやシミがついていた」
などといった経験をしたことはないでしょうか?
特に、衣替えの季節は、しまっていた衣服を取り出したり、着ていた服をしまうことが多くなる季節です。
お気に入りの衣服を少しでも長く着るためには、買った後の正しいお手入れや保管方法を知ることが大切です。
せっかくおしゃれな洋服をゲットしても、間違った方法で収納や保管をしてしまうと、型崩れしておしゃれなデザインが台無しに・・・なんてことも。
今回は、やってはいけない衣服の収納方法や保管方法について徹底解説していきます。
日頃の自分の収納や保管の仕方に問題がないか見直すためのきっかけになれば幸いです!
目次
衣服の洗濯やクリーニングをしないで保管するのはNG!
洗濯やクリーニングをしないで衣服をしまってはいけません!
パッと見汚れておらず、数回しか着ていない衣服でも皮脂などの汚れが付着しています。
そのまま保管してしまうと衣服の生地に汚れが浸透して、黄ばみやシミの原因となってしまうことがあるのです。
特に、秋や冬の汗をあまりかかない季節だと、目につく汚れや汗ジミが感じられず、洗濯しないまま収納や保管してしまいがちです。
しかし、実際には目に見えないレベルの皮脂の汚れや外気の汚れ、飲食中の食べこぼし汚れなどが少しずつ蓄積されています。
見えない汚れが付着したまま次の季節まで放っておくと、1年後に様々な汚れが黄ばみやシミとして現れることになります。
「1回着ただけだから大丈夫!」と思い込まないようにしましょう。
コートなど冬物の衣服が使わなくなるタイミングで洗濯やクリーニングをしないまま保管してしまうことが多いので気をつけましょう。
また、衣服についた食べこぼしの油分や皮脂の汚れは、衣服の繊維を食べる害虫(いわゆる、衣類害虫)のエサになりやすいとされています。
次の季節に着ようとした際に、虫食い穴が開いていたなんてこともよくある話です。
正しい保管方法
基本的に一回でも着た衣服は、あまり汗をかかない真冬の時期だとしても自宅で洗濯したり、クリーニングに出すようにしましょう。
洗った後にクローゼットなどで保管するのが正しい保管方法です。
特に、衣替えをして長期間衣服を保管する前にはクリーニングに出したほうが良いでしょう。
ただし、自宅で洗濯する場合は、洗い方が間違っていたり、汚れの落ちが甘いと気がつかないうちに衣服を傷めてしまう危険性があります。
心配な方は、クリーニングに出した方が良いでしょう。
また、衣服を衣替えで取り出した際にも、着る前に一度洗濯やクリーニングに出しておくとおすすめします。
長期間しまった状態だとシワがついたり、クローゼットやタンスの中の嫌なニオイがついてしまうことがあるからです。
もちろん、収納時は衣服だけでなく保管場所も掃除しておきましょう。
せっかくキレイに洗った衣服が汚れてしまう原因になるからです。
衣替えなどのタイミングで軽くでも掃除しておくと良いでしょう。
衣服はいつも綺麗な状態で、気持ちよく着たほうがテンションが上がりますよ♡
衣服にクリーニング後のビニール袋カバーをつけたまま保管するのはNG!
衣服をクリーニングに出したからと言って安心して油断しないようにしましょう。
意外と知られていませんが、衣服にクリーニング後のビニール袋カバーをつけたまましまってはいけません!
ビニール袋カバーには通気性がないので、中の空気が循環しづらくなり、湿気を溜め込みやすくなります。
湿気が多く溜まっていくと、カビが発生したり、繁殖しやすい環境を作ってしまう原因になるのです。
なんとなくそのままの方が清潔感を保てる気がして、あえてつけたままにしている方がいるかもしれませんが、むしろ逆効果です。
絶対にNGなので覚えておきましょう。
もし、つけっぱなしにしている衣服があれば今すぐ外してください!
また、湿気はカビだけではなく衣類害虫による虫食いの原因になります。
衣類害虫の中には、湿った環境を好む種類も存在するのです。
さらに、衣服が変色しやすくなる原因にもなります。
空気中に含まれる窒素などのガスが溜まって、衣服に触れ続けていると、ガスの成分によって色素の分解が進み、変色が発生してしまうのです。
特に、冬物のコートやダウンジャケットなど保管が半年以上続く様な衣服には注意が必要です。
正しい保管方法
クリーニング後についてくるビニール袋カバーは、保管用ではありません。
自宅に持ち帰る際、汚れないように簡易的な保護シートの役割を果たしているだけなのです。
なので、自宅に持ち帰ったら、すぐにビニール袋カバーを外して通気性の良い状態で保管しましょう。
ただし、塵や埃などから衣服を守るため、不織布素材でできたカバーが被せられていることがあります。
不織布カバーならビニール袋カバーと違って通気性が良いので、そのまま保管用として使っても問題ありません。
また、ビニール袋カバーを外した後は、すぐに衣服の仕上がりを確認すると良いでしょう。
実は、クリーニングによるトラブルは意外と多いものなのです。
衣服の生地によっては、汚れやシミが落ちづらかったり、縮んでしまったなどの状態異常トラブルが発生することがあります。
ビニールを外してみると他人の衣服と取り違えていたなんてことも・・・。
早めにチェックすれば、様々なトラブルの回避や早期解決に繋がります。
トラブルを見つけた場合、クリーニング後すぐなら対応してもらえることもあるので、仕上がりチェックは必ずしましょう。
ちなみに、衣服の保管場所は、直射日光が当たらず、湿気がなるべく少ない場所がベストです。
保管場所が悪いとせっかくのクリーニングが台無しになってしまうこともありますからね!
衣服に合わないハンガーを使って保管するのはNG!
衣服に合わないハンガーにかけたまましまってはいけません!
衣服のサイズや形に合っていないハンガーにかけてしまうと、型崩れや傷みの原因になってしまうことがあるからです。
衣服を整理整頓するためにハンガーの形を統一して使っている方がいるかもしれませんが、実はNG行為なのです。
最近では、なんでもハンガーにかける収納が流行していますが、生地によっては肩の部分が崩れてしまったり、伸びたりしてしまうことがあります。
また、細いハンガーだと通気性が悪くなってしまうため、カビや変色が発生することもあります。
地球には重力があるため、ハンガーにかけると必ず下に引っ張る力が働いてしまいます。
何気なくハンガーに服をかけているかもしれませんが、常に型崩れする危険性を孕んでいるのです。
もちろん、型崩れしにくい化学繊維の素材で作られた衣服もあるため、一概には言えません。
しかし、基本的には衣服をハンガーにかけておくと型崩れしやすいということは覚えておきましょう。
正しい保管方法
ハンガーには、衣服に限らず、ファッションアイテムに合わせて様々な種類があります。
大きさや形、素材などに違いがあり、適した用途がそれぞれ異なるのです。
そのため、型崩れなどを引き起こしにくいように衣服のサイズや生地などによって、適したハンガーを選ぶことが大切です。
■ ハンガーの種類- コート用ハンガー
- ジャケット用ハンガー
- Yシャツ・ブラウス用ハンガー
- パンツ・スカート用ハンガー
- ネクタイ・ベルト用ハンガー
- 和服用ハンガー
- etc...
また、衣服に合わせたハンガーを選んだ方がより衣服を長持ちさせることができます。
ファッションアイテムごとにおすすめのハンガーの選び方をご紹介します。
■ ハンガーの選び方Yシャツ・ブラウス(薄手のトップス) | 厚さが太過ぎず、細すぎないハンガー 肩幅と同じ幅のハンガー |
コート・ジャケット(重めの衣服) | 厚さが太いハンガー 丈夫な素材のハンガー |
パンツ・スカート | 「スラックスハンガー」や「スカートハンガー」と呼ばれるクリップの付いたハンガー |
ネクタイ・ベルト(小物系) | 小物の形状に合わせたフックの付いているハンガー |
長期間衣服を保管する際は、太めの木製ハンガーがおすすめです。
木製ハンガーは、湿気を吸収してくれる働きがあり、通気性も良く、防カビや防虫、防臭効果が期待できます。
長期間保管しても衣服が傷みにくいのです。
さらに、太めのハンガーなら、広い面でしっかりと衣服を支えてくれるため、重みに耐えられず衣服が伸びてしまうのを軽減してくれます。
安価で手に入りやすいワイヤー製やプラスチック製のハンガーは、おしゃれなデザインも多く、洗濯物を干すには便利ですが、長期間保管するには向いていません。
「木製ハンガーは値段が高いから嫌だ!」という方は、樹脂製ハンガーを代用してもOKです。
ただし、Yシャツやブラウスなどの薄手のトップスだけは、軽くて肩の幅も薄いため、細めのハンガーが最適です。
ハンガーにかけない方が良い衣服
そもそも、生地などによってはハンガーにかけない方が良い衣服もあるので、注意が必要です。
特に、ニット素材は、長期間ハンガーにかけた状態にしておくと、重力に生地が耐えられず、肩回りを中心に伸びてしまうことがあります。
■ ハンガーにかけないほうが良い衣服- パーカー
- スウェット
- ニット素材のセーター
- 綿素材のTシャツ
- etc...
上記の様な衣服は、シワになったり、型崩れしないようにキレイに畳んでタンスや衣装ケースに収納するのがおすすめ。
ハンガーの中には、肩の部分に出っ張りがない種類もあります。
どうしてもニットやTシャツもハンガーにかけて収納したいという方は、肩の部分に丸みのあるハンガーを使うのがおすすめです。
さらに、肩がずり落ちないように滑り止めが付いているハンガーもあるため、重たい衣服でもしっかりと支えてくれます。
衣服に防虫剤や消臭剤を使わず保管するのはNG!
衣服の保管場所に防虫剤や消臭剤を使わずしまってはいけません!
衣類害虫は、目に見えにくいので、衣服に気付かない間に繁殖して虫食いの穴を作ってしまうことがあります。
特に、ウールやコットン、リネン、カシミアなどの高級天然素材は衣類害虫の被害を受けやすいとされているので、注意が必要です。
せっかく高いお金を出して買ったお気に入りの洋服を台無しにされるのは嫌ですよね?
衣服を収納しているクローゼットやタンスの中には必ず防虫剤を入れておきましょう。
また、クローゼットやタンスなどの密閉空間には、どうしてもニオイがこもりがちになります。
そのため、防虫剤とともに消臭剤を入れておくことも必要です。
無香料の消臭剤でも良いですが、生活臭が気になる場合は、香り付きの消臭芳香剤を選んでも良いでしょう。
ただし、香りがキツ過ぎると、元々の生活臭と混ざって悪臭に変わってしまうことがあるので、ほのかに香る程度がおすすめです。
ちなみに、防虫剤や消臭剤を使っていても適当に置いていたり、衣服用以外の防虫剤や消臭剤を使うのもNGです。
防虫剤や消臭剤には、製品ごとに置き方や置く場所が決まっています。
正しい保管方法
防虫剤や消臭剤は、衣服の保管場所に必ず1つは入れておきましょう。
ただし、その際には、置き方が重要になります。
防虫剤や消臭剤は、保管場所にある程度の空間が必要です。
防虫成分や消臭成分を衣服の周りに行き渡らせる必要があるからです。
衣服をクローゼットに保管している場合は、ハンガーとハンガーの間に防虫剤や消臭剤を挟むように吊り下げる様に置くと良いでしょう。
下に設置するタイプの防虫剤や消臭剤であれば、保管場所の中央付近に置くようにしましょう。
大きめのクローゼットであれば、保管場所の広さに応じて、防虫剤や消臭剤の容量や個数を変えることも大切です。
また、衣服をタンスや衣装ケースに重ねて積んで収納している場合は、一番上に防虫剤や消臭剤を置きましょう。
ちなみに、防虫剤は衣類害虫から衣服を守る効果がありますが、ゴキブリやハエなどの害虫に対する効果は期待できません。
そのため、衣類害虫以外の害虫を防止したいなら、それに合わせた種類の防虫剤を選ぶ必要があります。
防虫剤や消臭剤は、事前にしっかりと使い方をチェックしておきましょう。
衣服に除湿剤や乾燥剤を使わず保管するのはNG!
衣服の保管場所に除湿剤や乾燥剤を使わずしまってはいけません!
衣服を品質を保ったまま長期保管をするためには、防虫剤や消臭剤同様、除湿剤や乾燥剤もとても重要なものです。
特に、湿気の多い季節や環境であれば絶対に必須と言えます。
湿気が多い場所に衣服を保管しておくと、カビや黄ばみの原因となります。
特に、クローゼットやタンスの中は密閉空間になるので、空気が循環せず、湿気が溜まりやすい場所です。
湿気が溜まらないように衣服と衣服の間隔を適度に空けて収納することも大切ですが、それだけでは限界があります。
保管場所の空気の入れ替えのために、ドアや引き出しを開ける日を作ると同時に、除湿剤や乾燥剤で除湿対策を徹底することが大切です。
正しい保管方法
除湿剤や乾燥剤は、衣服の保管場所に必ず1つは入れておきましょう
防虫剤や消臭剤と共に衣服の保管場所に入れておいても良いでしょう。
最近では、ダニ防止や黄ばみ防止、消臭効果などがついている除湿剤や乾燥剤の製品が豊富に揃っています。
お気に入りの洋服などを保管する際に役立ちます。
また、除湿剤や乾燥剤を設置する場合は、保管場所の角など、空気が滞りやすい場所に置くと効果的です。
衣服をギュウギュウに詰めて保管するのはNG!
衣服をギュウギュウに詰めてしまってはいけません!
衣服をギュウギュウに詰めてしまう行為は、衣服をキレイに長持ちさせるためには絶対してはいけないNG行為です。
衣服同士が圧迫され、生地によってはしつこいシワや型崩れの原因になることがあります。
また、ギュウギュウ詰めの中では、防虫成分や消臭成分が全体に行き渡りにくく、効果も落ちてしまいます。
衣服の量は保管場所の8割程度に抑え、すき間を作り、防虫成分や消臭成分が行き渡りやすくしなければなりません。
さらに、除湿剤や乾燥剤による除湿効果も薄れ、服と服が重なり合って通気性が悪くなってしまうため、湿気が発生しやすくなります。
湿気はカビや黄ばみ、衣類害虫の発生に繋がります。
クローゼットやタンス、衣装ケースなどどんな保管場所にも共通して言えることで、例外はありません。
正しい保管方法
保管場所のスペースの使用率は、8割程度に留めるようにしましょう。
詰め込み過ぎないように、あえてスペースを作るようにし、余裕のある収納を意識することが大切です。
スペースに余裕があれば、シワがつきにくくなるだけでなく、見やすくなったり、手に取りやすくなるため、衣服を管理しやすくなります。
どうしても衣服の量が多くてギュウギュウ詰めになってしまうという方は、色別や種類別に分類すると良いでしょう。
タンスや衣装ケースの場合は、仕切り板やブックスタンドなどを活用すると分類しやすくなります。
分類するだけで意外と同じような衣服が見つかったり、不必要に思える衣服が出てくるものです。
また、嵩張りがちなアウターやニットなどオフシーズン中で着ない場合は、圧縮袋で使用するスペースを減らすと良いでしょう。
整理整頓が苦手な方は、まず保管場所のスペースを空けることから始めてみてください♪
衣服を雑に畳んで保管するのはNG!
衣服を雑に畳んでしまってはいけません!
ぐちゃぐちゃになってヨレたままの状態で長期間保管してしまうと、圧がかかってしつこいシワができてしまいます。
衣服の変な位置に線やシワが入ると、着たい時にすぐ着用できなくなってしまうかもしれません。
特に、綿や麻、レーヨンなどの素材で作られた衣服はシワがつきやすいので、絶対にキレイに畳みましょう。
タンスや衣装ケースの中に衣服を保管していると、いつのまにか衣服が増え、雑に畳んだまま保管してしまいがちになるので、注意が必要です。
正しい保管方法
当たり前の話ですが、衣服はヨレがない状態が長く続くように、キレイに畳んで保管するのが鉄則です。
キレイな畳み方を知らない方は、今すぐ覚えましょう。
また、タンスや衣装ケースに畳んで収納する際は、重ねるよりも立てた状態で収納する方がパッと見で全体を見渡せ、管理しやすくなります。
さらに、仕切り板やブックスタンドを使えば、クルクルと丸めてヨレずに立てた状態で収納できます。
パーカーやスウェットなどの厚手のトップスなら、シワにもなりづらくコンパクトに収納することができます。
いつの間にか、お気に入りの衣服が奥深くに眠ってしまい、タンスや衣装ケースの肥やしになるということがないように改善していきましょう!
最終手段は断捨離
つい勢いで衣服を買ってしまい、気が付くと思った以上に増えている、ということはないでしょうか?
衣服を雑に畳んで保管してしまう方は、衣服を持ち過ぎている傾向があります。
そんな方は、定期的な断捨離をしましょう。
こまめに衣替えを行い、1年で1回も着なかった衣服は手放すと良いでしょう。
着ない服を捨てて、散らかった収納スペースに空きを作ることが正しい保管方法の第一歩になります。
衣服を雑に畳んで保管してしまっても、最終的にリセットして一からやり直せば良いのです。
また、持っている衣服の種類や量を把握せずに買い物をしてしまい、似たような衣服が増えてきたという方は、断捨離を試してみましょう。
衣服を段ボールや紙袋に入れて保管するのはNG!
衣服を段ボールや紙袋に入れてしまってはいけません!
意外と知られていませんが、衣服と段ボール(or紙袋)は相性が悪いため、長期間の保管は絶対NGです。
一見すると、段ボールはサイズが選び放題で、リメイクもできるし、価格も安いので、保管場所として有効活用できるように思えます。
しかし、紙製の段ボールや紙袋は、吸水性や保水性が高いため、箱の中の湿度が上がりやすく、衣類害虫やカビが発生しやすいのです。
実際に段ボールや紙袋に衣服を保管していて、虫食いやカビの繁殖被害に遭ったことがある方は少なくないはずです。
一見、問題が無いように見えても、段ボールや紙袋内に衣類害虫の卵が付着していることがあります。
衣服を入れることで、孵化後に餌として食べられ、虫食い穴となって現れてしまうことがあるのです。
特に、段ボール内は密閉ができず、十分な空間を確保できないため、防虫剤や消臭剤、除湿剤、乾燥剤を取り入れても効果を十分発揮できません。
段ボール自体のニオイが衣服に移ることもあります。
段ボールや紙袋は、引っ越しの際などで衣服を一時的に入れておく分には問題ありませんが、保管場所としては不向きだと覚えておきましょう。
ちなみに、スーツケースも通気性が悪く、中に湿気を溜め込みやすいので、保管場所としては使わないようにしましょう。
正しい保管方法
衣服を畳んで収納したい場合は、段ボールではなくタンスや衣装ケースの中にしましょう。
製衣装ケースであれば、段ボールほどではありませんが、価格が安いものが多く、大きさやデザインなど種類も豊富です。
透明のプラスチック製衣装ケースなら、フタを閉じていても中の衣服がパッと見渡せるので、管理しやすくなります。
コスパが良いからと言って段ボールをタンスや収納ケースの代わりとして使わないようにしましょう。
衣服を蛍光灯の光や日光の紫外線が当たる場所で保管するのはNG!
衣服を蛍光灯の光や日光の紫外線が当たる場所にしまってはいけません!
いわゆる、日焼けによって衣服が劣化したり、色あせて変色する原因になります。
蛍光灯の光や日光の紫外線が直接衣服に当たり続けると、生地に染み込んだ染料が化学反応を引き起こし、変色してしまうのです。
特に、日光の紫外線が直接衣服に当たり続けると、衣服の劣化も急速に進みます。
衣服の日焼けは、素材によって影響の受けやすさが異なります。
ウールやカシミヤ、シルクなどの動物性のタンパク質でできた天然素材は、光に弱く、劣化しやすいので、気をつけましょう。
正しい保管方法
光の当たらない場所で長期間保管するようにしましょう。
湿気の少ない、日陰や暗い場所が最適です。
乾いた衣服に直射日光が当たると、ほんの数時間でも傷めてしまうので、絶対にNGです!
洗濯で外に干す場合は、あまり長時間干しっぱなしにしないようにしましょう。
また、意外と知られていないのが蛍光灯の光も衣服には良くないということです。
保管場所が常に蛍光灯の光が当たるようになっていないか確認する必要があるでしょう。
もちろん、衣服を取り出す際や収納する際に当たる分には全く問題はありません。
基本的に衣服は、一度色あせて変色してしまうと、ニオイと違って元には戻せません。
様々なNG行為の中でも、特に注意したほうが良いと言えます。
まとめ~衣服を長持ちさせるのは自分次第~
いかがでしたでしょうか?
意外とやってはいけない保管方法に心当たりのある方がいたのではないでしょうか?
「お気に入りの洋服を長く着たい!」という方は、これまでご紹介した正しい保管方法を実践するようにしてください。
衣服を保管する際にちょっとしたポイントに気を付けるだけで、衣服の寿命は格段に伸ばすことができます。
衣服の取り出しや収納が多くなる衣替えの季節には、ぜひ参考にしてみてください!