誰でも簡単!取り入れやすいワントーンコーデ術【人気カラー・季節別の着こなし方】
全身を同じような色でまとめる「ワントーンコーデ」。 同じトーンでまとめることで統一感が出て、おしゃれに仕上がる着こなしテクとして大人気です。
おしゃれさんは難なく着こなしているように見えますが、実際に自分がやってみると「なんだかダサい?」「のっぺり見える?」と意外に難しいと感じることも。
そこで今回は、誰でも簡単に取り入れやすいワントーンコーデ術について解説します。 ベージュや白、黒やグレーなど着こなしやすいコーデ例を紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
ワントーンコーデとは何?
アイテム全体のトーンをそろえるワントーンコーデ。定番化しつつありますが「具体的にどのようなファッションなのか分からない…」と感じている人もいるのではないでしょうか?
ここから、ワントーンコーデの特徴やその魅力について紹介します。
ワントーンコーデの特徴は?
ワントーンコーデとは、明度・彩度のトーンを統一したコーデのことを意味します。
ワン(One)は1種類、トーン(Tone)は色調という意味で、同系色の洋服で全身をまとめることが特徴です。
1種類と聞くと「1色しか使ってはいけないの?」と思われがちですが、全体的に統一感があったり、似た色のトーンでまとめられていたりする場合も、ワントーンコーデと呼ばれています。
ワントーンコーデの魅力とは?
こなれ感をトーンで纏うことができることが魅力のワントーンコーデ。
ここから、ワントーンコーデを取り入れることによって得られるメリットを紹介します。
ワントーンコーデの魅力①こなれ感を出せる
定番のモノトーンコーデや、さまざまなカラーを組み合わせた着こなしに比べて、ワントーンコーデはこなれ感が出やすいことがメリットです。
色味をあわせると、コーディネートに統一感が出て、洗練されて見えます。
色の組み合わせがチグハグだと、どうしても「頑張っている感」が出てしまいますが、ワントーンコーデならそんな心配もありません。
定番アイテムを使ったコーデも、同じトーンでまとめれば一気にこなれた雰囲気に仕上がります。
ワントーンコーデの魅力②コーディネートを簡単に作れる
コーディネートが苦手な人は、色選びで壁に当たっていることがほとんどです。
ワントーンコーデであれば、同じトーンでまとめればいいだけなので、初心者さんでもコーディネートが作りやすいといえます。
トーンを設定してアイテム選びをすれば、簡単にダサ見えを回避できるので安心です。
ワントーンコーデはおしゃれ上級テクニックのようでいて、実は初心者さんでも取り入れやすいので、ぜひトライしてみてください。
ワントーンコーデの魅力③シンプルでもおしゃれ見え
Tシャツ×パンツのシンプルな組み合わせでも、おしゃれに格上げしてくれるのがワントーンコーデの魅力です。
全体のカラートーンを統一したコーデは、シンプルな装いでも簡単におしゃれな印象を演出できます。
カジュアルコーデも上品に仕上がるので、大人の休日スタイルにも活躍するテクニックです。
ワントーンコーデの魅力④おしゃれ上級者に見られやすい
全身にまとまりが出るワントーンコーデは、おしゃれ上級者に見られやすいというメリットがあります。
実際に、おしゃれに見える人の多くはワントーンコーデを取り入れており、何気ないコーデも統一感のある着こなしに見えるのは、ワントーンの技を使っているからです。
ほとんどのファッショニスタが実践しているテクニックなので、マスターすれば即おしゃれ上級者の仲間入りが実現します。
ワントーンコーデの魅力⑤小物や髪型が映える
ワントーンでまとめたコーデは、小物やヘアアレンジを引き立たせたいときにぴったりです。
インパクトのあるネックレスや大きめのピアスなどは、シンプルなワントーンコーデと組み合わせることで、存在感がさらにアップします。
また、華やかな髪型を取り入れるときも、ワントーンコーデと合わせれば、一気にヘアアレンジが映えて素敵です。
小物やヘアスタイルで主役を作ったら、バランスを取るためにワントーンコーデで引き立てる着こなしを作ってみましょう。
ワントーンコーデとワンカラーの違いは何?
ワンカラーコーデとワントーンコーデは、似ているようで全く意味が異なるワードです。
ワントーンコーデとは、明度・彩度のトーンを統一したコーデを意味します。
ワンカラーコーデとは、コーデで使用する色を一色に統一するコーデのことです。色が違っても、トーンが合っていれば成立するワントーンコーデとは別の意味で使われます。
ワントーンコーデは「同じ色調」であれば何色使ってもOKです。 一方、ワンカラーコーデは「同じ色で統一したコーデ」のことを指します。
ワントーンコーデ | 同じトーンであれば何色でも使える (ベージュ+オフホワイトなど) |
ワンカラーコーデ | 黒だけ、白だけなど、ひとつのカラーでコーデを作る |
ワントーンコーデはダサい?
ワントーンコーデは、適切に着こなせばおしゃれですが「ダサい」と思われてしまうこともあります。
特に、ビビッドカラーのような主張の激しいワントーンコーデは悪目立ちしてしまうので、控えるのが無難です。ワントーンコーデ初心者さんは、柔らかな色で揃えることがらトライするようにしましょう。
また、ワントーンコーデは、全身一色で統一するとメリハリに欠ける印象になってしまうこともあります。 そんなときには、上下の素材を変えて、シルエットに立体感を出すことがおすすめです。
ワントーンコーデをおしゃれに着こなすポイント
一気に洗練されて見えるワントーンコーデ。「やってみたいけれど難しそう…」とお悩みの方に向けて、失敗しないテクニックを伝授します。
ワントーンコーデをダサいと思わせないポイントを、しっかりと押さえておきましょう。
色の明るさを統一する
ワントーンコーデを作るときには、アイテムそれぞれの「色の明るさ」や「鮮やかさ」を統一するのがポイントです。
どちらかを揃えることによって、まとまった雰囲気のコーデに仕上がります。
淡い色なら軽やかさや爽やかさがプラスされ、重い色なら大人っぽさや気品を感じられることが特徴です。
どのようななトーンに統一するかによって印象は大きく変わるので、なりたい雰囲気に合わせてアイテムを選びましょう。
トーン例 | 印象 |
ペールトーン (白っぽく淡い色) |
優しい・フェミニン・爽やか |
ビビッドトーン (鮮やかで強い色) |
個性的・アクティブ・元気 |
グレイッシュトーン (灰色がかった色) |
落ち着きのある・柔らか・上品 |
ダークトーン (黒を混ぜた明度が低い色) |
大人っぽい・重厚感がある・凛々しい |
差し色を利用して引き締める
ワントーンの洗練されたムードは損なわずに、ほどよいアクセントを取り入れるなら、差し色を活用するのがおすすめです。
差し色を取り入れることによって、退屈な印象を与えない装いに仕上がります。
差し色のポイントは、上下の服とは違うカラーを持ってくることです。メインのアイテムはワントーンでまとめて、靴やバッグなどの小物にアクセントになる色のアイテムを加えると、コーディネートがぐっと引き締まります。
素材で変化をつける
ワントーンコーデを格上げしてくれるポイントが、同じトーンでも素材の違うアイテムを選ぶことです。
トップスとボトムスで素材を変えることで、さらにこなれたワントーンコーデが完成します。たとえば、トップスはシフォン、ボトムスはデニムなど、素材が違うものを組み合わせる方法です。
また、上下のアイテムは同素材で、ファーバッグなど異素材の小物を合わせれば、コーデにメリハリが生まれて、おしゃれ上級者感を演出できます。
迷ったらセットアップを活用する
簡単におしゃれなワントーンコーデを作るなら、上下揃ったセットアップもおすすめです。
単品でもセット着用でもきれいに着こなせるセットアップアイテムは、コーデに迷ったとき、頼れる味方になってくれます。
セットアップの色味に合わせたインナーをセットするだけで、洗練されたワントーンコーデが即完成するので、初めてワントーンコーデをする人でも失敗しにくいです。
ワントーンコーデの定番人気カラー
ここから、ワントーンコーデにおいて定番で、人気の高いカラーを7つ厳選して紹介します。
上品で柔らかな「ベージュ」
ワントーンコーデの中でも人気が高く、どんなカラーとも相性バツグンで、使い勝手がよいベージュ。 女性らしいやわらかさと優しさが生まれることが、ベージュで作るワントーンコーデの魅力です。
ベージュは肌馴染みがいいことから、初心者さんにも挑戦しやすいといえます。ピンクやカーキ、イエローなど、ベージュの延長線上にはさまざまな色味があるため、あらゆるワントーンコーデを作り上げることが可能です。
大人っぽくクールな「黒」
おしゃれ上級者はもちろん、初めてワントーンコーデにもトライしやすいのが黒です。膨張色よりもすらっと着こなせて、着やせ効果が狙えます。
シンプルでありながらも品格のある色なので、どのようなシーンでも使いやすいことも魅力です。
ブラックのワントーンコーデでは、異素材の組み合わせで立体感のある着こなしに仕上げるのがおしゃれのコツになります。
レザーやサテンなど、存在感のある質感でコーデを作るのもおすすめです。差し色をして白を取り入れれば、重くなりすぎず抜け感もアップします。
軽やかでクリーンな「白」
洗練されたイメージが強く、クリーンできれいめな印象を狙いたいときにはホワイトがイチオシ。
白の中には、青みがかった白やオフホワイトなど、さまざまな色彩があります。そのため、ちょっとしたニュアンスの違いを楽しめることが魅力です。白のニュアンスの違いや、ペールトーンのアイテムを取り入れることで、おしゃれな印象がグッとアップします。
また、白をベースにしたワントーンコーデでは、素材が違うとグラデーション風な見た目に仕上げることも可能です。
スタイリッシュで洗練された「グレー」
どんなカラーにもすんなりなじむグレーは、パキッとしがちなコーデをまろやかにまとめてくれる万能色。黒や白ほどコントラストがつきすぎずに、洒落た雰囲気を演出してくれます。
グレーは毎日着てもいいほど、カラーバリエーションがあることも魅力的です。明るいグレーからシックなグレーまで幅広く存在し、どのトーンを合わせても洗練された印象になります。
グレートーンで着こなしを作るときには、スタイリッシュで辛口な差し色や小物を積極的に取り入れていきましょう。華やかなシルバーをグレーに見立ててコーデするのもおすすめです。
カジュアルで温かみのある「ブラウン」
温かみのあるブラウンを基調としたワントーンコーデは、カジュアルな親しみやすさを感じられるのが魅力です。
ひと口にブラウンといっても、チョコレートカラーやくすみ系まで、色合いは幅広く存在します。さまざまな色味を重ねて、1色1色の個性を楽しんでみてください。
ただし、ダークブラウンのように重厚感のある色味は、ワントーンに仕上げることで落ち着きが生まれる反面、重すぎる印象になることも。そんなときは、白や明るい色味を差し色にして、軽やかさを生み出しましょう。
女性らしく可愛い「ピンク」
ハンサムなイメージの強いワントーンコーデですが、甘めスタイルに挑戦したい人にはピンクがおすすめです。女心をときめかせてくれるピンクを全身にまとえば、気分も洒落感もアップします。
ふわふわニット×レーススカートをピンク系でまとめれば、デートやお出かけなど華やかシーンにもきっちり応えてくれるはずです。
仕上げに、バッグやタイツにダークトーンを入れて、全体の印象を引き締めると、甘さのなかに大人の落ち着きを感じさせるワントーンコーデが完成します。
知的でクラシックな「ネイビー」
ダーク系カラーでありながら、黒とはまた違った表情を見せるネイビー。重厚感のある落ち着いた色であることから、コーデに取り入れるだけで、高級感のある知的な印象に仕上がります。
クラシックで品のいい印象に仕上がるネイビーは、大人の女性にふさわしいカラーです。そんなネイビーのワントーンコーディネートは、スタイリッシュでありながら、モノトーンのワントーンコーデとはまた一味違った気品を感じさせてくれます。
幅広い色に対応してくれる優秀カラーで、ベーシックな色と合わせるのはもちろん、コーデを華やかにしてくれる明るい差し色と合わせるのも◎
【季節別】おすすめワントーンコーデ
ここから、季節別のおすすめワントーンコーデをチェックしていきましょう。
「春」はホワイトシャツで清潔感アップ
出会いの季節である春は、清潔感を大事にしたいものです。春のワントーンコーデは、ホワイトシャツを基調として、淡く柔らかい色味でまとめてみましょう。特に、ペールトーンのような甘いパステルカラーが春の定番です。
「明るい似合わない…」という人は、ややくすみの入ったライトグレイッシュを選んでみてください。くすんだ色は、今っぽくおしゃれな印象に仕上がります。
素材は、シフォンやチュールなど、やわらかいタイプを取り入れると、春らしい季節感が増して素敵です。
「夏」はブルーのワントーンで爽やかに
夏は身につけるアイテムが少なくなる分、お洒落見えがちょっと難しく思える季節。そんな夏だからこそ、ワントーンでまとめたスマートなコーディネートがより素敵にみえます。
夏にぴったりの爽やかなブルーは、マニッシュなスタイルもガーリーなコーデもよく似合うカラーです。
また、夏のワントーンコーデでは、鮮やかで明るい着こなしにまとめるのもおすすめ。暖かな太陽の下では、コントラストの強いブライトトーンやビビットトーンにも挑戦しやすくなります。
鮮やかな色味といっても、オレンジ系やレッド系など、メインになる色のチョイス次第で印象はがらりと変わるため、自分の気分にあったワントーンコーデを楽しんでみましょう。
「秋」はベージュのニットが大活躍
秋は、くすみ系や彩度が低めの色が似合う季節。その中でも、秋色の代表格であるベージュは、着るだけで秋らしさを演出できるカラーです。
秋一番人気な女っぷりベージュ系のニットでワントーンコーデを作ってみましょう。
ほかにも、秋のワントーンコーデでは、ディープトーンのオリーブグリーンやマスタードイエローなど深い色が活躍します。
ベレー帽やソックス、ストールなどで差し色を加えると、秋らしくおしゃれなワントーンコーデの完成です。
「冬」は黒アウターで大人っぽさを演出
シックな黒アウターを使ったワントーンコーデは、落ち着いたムードで冬に大人気。ブラックは引き締めカラーとして定番で、大人っぽく見せられる効果があります。
ただし、冬は洋服の布量が多いため、すべて黒でワントーンにするとコーデが重く見えがちです。
明るいペールトーンやグレイッシュトーンをプラスすれば、バランスがとれます。洋服をダークトーンにするときは、差し色や素材で遊び心を加えてみましょう。
また、サテンやラメ、ツイードなど光沢のある素材は、冬のおでかけコーデにぴったりです。
【まとめ】おしゃれなワントーンコーデを楽しもう!
今回は、ワントーンコーデの特徴や魅力、おすすめコーデを紹介しました。明度や彩度の違いを使って作り上げるワントーンコーデでは、異素材や差し色をうまく取り入れて、立体的なコーデをつくっていくことがポイントです。
この記事を参考にして、周りと差をつけられるワントーンコーデに挑戦してみてください。